ロート製薬のSKIO(スキオ) VC ホワイトピールシリーズをレビュー。30代男子が洗顔、美容液、ゲルの全ステップを実際に使ってみた。本当に毛穴・シミに効果はあるの?口コミ通り?

美容・健康

ビタミンCと言えばロート製薬というほど、ビタミンCに関しては右に出るものがいないロート製薬。
そんなロート製薬からリリースされたSKIO(スキオ)のVC ホワイトピールシリーズ。
名前の通りビタミンCに着目したスキンケアシリーズですが、気になってる方も多いのでは。
オバジC(obagiC)との違いも気になりますよね。
成分についても見ていこうと思います!

シリーズ概要

SKIO VC ホワイトピールシリーズは「無理なく、無駄なく、美しく。」をコンセプトにした製品。
必要な成分(ビタミンC)をしっかり肌に届けることに着目し、必要な成分だけを厳選して構成されています。
洗顔・美容液・ゲルのカンタン3ステップで、ビタミンCの効果をしっかりと届けます。
ネットのみで購入でき、環境に配慮した無駄のない梱包・パッケージから企業に対する好感が持てますね。

スキンケア3ステップで完了!

洗顔からスキンケアの仕上げまで、全3ステップで終わるのはありがたい。
特に朝時間が無い方、めんどくさがり、スキンケア初心者の男性にはピッタリ。
洗顔はジェル状で泡立てる必要も無いので、より簡単に済ませられます。

  • 洗顔=整える
    保湿成分たっぷりのジェルで洗う。
  • 美容液=届ける
    ピュアビタミンC配合・ビタミンC効果と保湿をすぐ感じられる
  • 美容ゲル=持続させる
    ビタミンC誘導体配合・ビタミンC効果と保湿を持続させる

ロート製薬独自の技術と厳選された成分で、しっかりとビタミンCの効果を感じられるシリーズです。
美容液だけ取り入れても良いと思いますが、一度はシリーズで試してみたいですね。

オバジCとスキオの違いは?

オバジCとSKIOの一番の違いは、化粧品医薬部外品の違いです。
オバジCはあくまでも「化粧品」ですが、SKIOは「医薬部外品」の承認を受けています。

え?じゃあSKIOの方が効くの?と思われますが、一概には言えません。
SKIOは、ビタミンCを有効成分として医薬部外品の認証を受けています。
医薬部外品は有効成分の配合量(の幅)が決められてるため、範囲を超えて入れるのはNG。
でも化粧品なら何%でも入れてもOK。
つまり、オバジCの方が、圧倒的にビタミンCを高濃度配合できるのです。
じゃあオバジの方が良いかというと、それもまた微妙なところ。
SKIOはロート製薬独自の浸透技術「ディープターゲットデリバリーシステム」を搭載しているから。
角質に働きかけ、一時的に浸透しやすい肌状態に導いたあと、必要な場所に必要な成分を届けてくれる機能を搭載しています。
そのため、ビタミンCの浸透性もぐっと上がっていると考えられます。
また、ビタミンCは濃度が高いほど刺激性も強くなってきます。
オバジCは高濃度なので、刺激が強くて使えない場合も考えられますね。

ObagiCとSKIO、どっちを選ぶ?

オバジCとSKIOは悩みのレベルによって使い分けるのがベスト。
オバジCは毛穴だけじゃなく、全体的なくすみ、深いしみや年齢肌に悩む人。
SKIOは角質を柔らかくする成分も入っているので、肌のごわつきや皮脂による毛穴の開きが気になる人が合っているかも。

また、オバジCは、今使っているスキンケアにプラスのケアとして取り入れるのに対し、SKIOはラインで揃えるとキンケアを完結出来ます。
ビタミンC使ってみたいけど、どれがいいか分からない!という人はSKIOはおススメです。

  • オバジC=より深い悩みを持つ方向け
    毛穴、全体的なくすみ、年齢肌に悩む方、普段のスキンケアにビタミンCをプラスしたい方
  • SKIO=全体的な悩みに効かせたい方向け
    シンプル且つ簡単に効果を実感したい、スキンケア選びに悩んでいる、オバジCの刺激に挫折した方

使ってみてのレビュー

洗顔ジェル

良かった点

  • 程よい伸びと弾力で使いやすい
  • 洗いあがりはさっぱり・さらさら、なのに突っ張らない
  • 毛穴が引き締まっている
  • グレープフルーツ系の香り(苦みのある柑橘系です)

気になる点

  • ノンケミカルの日焼け止めは少し残る感じがするかも
  • コスパが気になる

総評

成分を見ると、グリセリン、BG、ソルビトールと保湿成分をベース配合することで洗いあがりのしっとり感とジェルの程よい質感を確保している様子。
主な洗浄成分は陰イオン界面活性剤の「ラウレス-4カルボン酸Na」。
刺激は少ないのに石鹸のようにサッパリと洗える洗浄剤です。別名「酸性石けん」とも。
実際に使ってみた感じも、保湿感と汚れ落ちのバランスが良いアイテムだと思いました。
ジェルのヌルっと感も少なく、すすぎを何度もしなくても流れてくれます。
洗い上がりはサッパリしつつ突っ張る感じがしませんでした。
毛穴汚れも比較的落としてくれているようで、洗った後は毛穴が目立たなくなったと感じます。
ジェル洗顔では久しぶりに当たりに巡り合えた感じ。
脂性肌の方や男性はかなり好きな洗い上がりだと思います。
香りはグレープフルーツの香りですが、結構苦めでリアルな感じでした。

成分表
水、グリセリン、BG、ソルビトール、ラウレス-4カルボン酸Na、ポロキサマ -184、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、リン酸アスコ ルビルMg、トコフェロール、加水分解コラーゲン、加水分解ヒアルロン酸、水溶性プ ロテオグリカン、乳酸、グリコール酸、グルコン酸、PEG-8、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、EDTA-2Na、アクリレーツコポリマー、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、水酸化K、エタノール、フェノキシエタノール、香料

気になる点としては、ノンケミカルの日焼け止めが少し残る感じがしたくらいですかね。
ノンケミカルの日焼け止めは油分が多く配合されている製品が多く、SKIOに限らず洗顔では落ちにくい場合があります。
あとはコスパの面。
少量でも伸びが良いのでそこまで気にはなりませんが、やや価格がお高めかな~という印象です。

セラム(美容液)

良かった点

  • スポイト式で使う量を取りやすい
  • 肌なじみがよく、全顔に塗りやすい
  • 塗った瞬間に肌のきめが整う感じがする
  • 化粧水+美容液の工程を一本で済ませられる
  • グレープフルーツ系の香り(苦みのある柑橘系です)

気になる点

  • 少しオイルっぽい質感なので好みが分かれるかも
  • 香料の奥に、独特な基材臭がする

総評

有効成分はもちろんピュアビタミンC。
ビタミンEも配合されていて、より抗酸化作用が期待できます。
pHを安定化させつつ角質を柔らかくする成分を配合し、プロバンジオールやエタノールによって浸透性を高めていると予想されます。
2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンは、別名「リピジュア」と言われる高級な高保湿成分。
刺激が気になる方は、最初に化粧水で肌を整えると良いそうです。
ちなみに僕は刺激はほとんど感じませんでした。
やはり目玉アイテムというだけあって、使ってみるとその良さがわかると思います。
肌馴染みも良く、塗った瞬間に肌に浸透している感じがしました。
朝にセラムを塗ると、いつもは夕方に開いていた毛穴が引き締まったままだったり、
夜塗ると朝起きたときに肌がスベスベだったりと、使うほどに効果を実感しました。

成分表
[有効成分]ビタミンC[その他の成分]茶エキス-1、サリチル酸、ビタミンE、レモンエキス、グリチルリチン酸2K、グルコン酸、乳酸、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、1,3-プロパンジオール、BG、3-メチル-1,3-ブタンジオール、PG、PEG-8、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、シクロ ヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、無水エタノール、エタノール、香料

質感はややオイルっぽい感じがするので、普通の美容液を想像するとビックリすると思います。
ただ、オイルっぽい質感も、この上からゲルや他のアイテムを塗ることが前提なので、特別問題ない範囲だと思います。
また、グレープフルーツの香料の奥に、基剤臭(配合成分そのものの匂い)がほんの少し感じられます。
慣れれば何ともありませんが、最初は気になるかも。

美容ゲル

良かった点

  • トロっとたジャムのような感じで伸びが良い
  • すっと馴染んで肌に浸透する感じ
  • べたべたせず、乾いた後は程よくしっとり
  • グレープフルーツ系の香り(苦みのある柑橘系です)

気になる点

  • 香料の奥に、独特な基材臭がする
  • 単体での効果はイマイチかも?

総評

有効成分は安定型ビタミンC誘導体です。
即効性は期待できませんが、じっくりと肌に効いてくれます。
セラムで入っていたビタミンEも、ゲルでは誘導体になっています。
セラムより穏やかにじっくり効かせる処方になっているようです。
セラムで即効性のビタミンCを肌に入れて、ゲルで持続性のビタミンCを入れることで、即効性と持続性の両方を確保。頭いいですね…。
セラムにもゲルにもグリチルリチン酸2Kを入れることで抗炎症作用も期待できますね。
ニキビや炎症後の色素沈着で悩んでいる方は是非セットで候補に。

みずみずしいジェルですが、使用感はサッパリとしっとりの中間くらい。
最初はこれで終わって大丈夫か?と心配でしたが、朝・晩ともに1日乾燥感なく過ごせたのでバッチリでした。
乾燥が気になる方は、手持ちのクリームを薄く使うのが良いかも。

成分表
[有効成分]L-アスコルビン酸2-グルコシド[その他の成分]ビタミンC、茶エキス-1、サリチル酸、ビタミンE酢酸エステル、レモンエキス、グリチルリチン酸2K、グルコン酸、プルラン、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、ソルビトール発酵多糖液、BG、濃グリセリン、ペンチレングリコール、ジグリセリン、POE(17)POP(17)ブチルエーテル、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、カルボキシビニルポリマー、コハク酸ジエトキシエチル、POE(24)POP(24)グリセリルエーテル、ジメチコン、ポリアクリルアミド、親油型ステアリン酸グリセリル、軽質流動イソパラフィン、イソステアリン酸POE(20)ソルビタン、ベヘニルアルコール、セタノール、POEラウリルエーテル、エデト酸塩、キサンタンガム、水酸化K、オウバクエキス、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、エタノール、フェノキシエタノール、パラベン、香料 

ただ、美容液と同様気になるのは基剤臭(ほんの少し)です。
こちらも最初は気になるかもしれません。

全部使ってみての総評

個人的に、毛穴への効果はバッチリ。(個人差はあると思います)
数日で毛穴が引き締まって、気になっていた頬のあたりが使う前より明らかにスベスベになってくれました。
日中も毛穴への効果は持続してくれて、皮脂の分泌も抑えられていたようなので良かったです。
くすみは少しだけ改善した気がしますが、シミへの効果は薄そう。
最初は保湿感が足りない気がして大丈夫かな?と思っていましたが、
翌朝起きても乾燥した感じはありませんでした。
どれか一つ選ぶならやはり「美容液」ですが、
スキンケア初心者の方は、絶対に一度シリーズで使うことをお勧めします。

さいごに

いかがだったでしょうか?
ビタミンCをスキンケアに取り入れたい人にとって、必ず候補に挙がるであろうSKIO。
出来るだけ悪い点も正直なレビューを心がけました。
気になる方は是非参考にしてみてください。

参考文献

成分の効果・効能に関して。
以下の文献・サイトと、ご紹介した各商品の公式サイトを参考にまとめました。

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